経営手がかりシート・1681
(令和3年(2021年)9月版)
1681知的財産の維持・放棄の検討
●テーマ名(詳細版)
特許庁に登録されている知財の維持・放棄の検討
●テーマの説明
このテーマは、自社が維持している知的財産権(特許権・実用新案権・意匠権・商標権)のそれぞれについて、今後も維持するか否かを判断することに関するものです。
特許庁に登録している知的財産権(特許権・実用新案権・意匠権・商標権)については、権利期間中は、特許庁に年毎の「年金」(特許料・登録料)を納める必要があります。特に特許権を維持するための特許料は、登録年数が長くなると、年毎に収める金額が大きくなります。
年月の経過とともに、自社をとりまく状況や、自社の経営戦略が変化することがあります。そのため、年月の経過とともに、自社が維持している知的財産権(特許権・実用新案権・意匠権・商標権)のそれぞれについて、維持しておく必要性の程度も変わることがあります。
以上のことから、定期的に、自社が維持している知的財産権(特許権・実用新案権・意匠権・商標権)のそれぞれについて、今後も維持するか否かを判断して、知的財産活動にかける費用(コスト)の使い道を適正化することが望ましいです。
●参考テーマ
・0101、0131、0136、0656、1601…市場・業界・他社・自社の状況の分析
市場・業界・他社・自社の状況を踏まえて、自社の知的財産の維持・放棄を検討する場合。
・0677、1651…知的財産管理にかけられる予算規模の検討・知的財産を取得・維持するコストの時系列見積もり
自社の財務上の状況を踏まえて、自社の知的財産の維持・放棄を検討する場合。
●事例
・ココがポイント! 知財戦略コンサルティング 〜中小企業経営に役立つ10の視点〜
2009年3月 特許庁
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1247689
pp.23-32
株式会社シード
「権利を取ったとしても事業につながらないと判断すれば放棄して、事業に有効なものに資金を集中するようにしている。
自社の特許や特許出願にランク付け(3段階)をして管理している。」
●参考情報
・弁理士による知的財産価値評価パンフレット 特許編
2013年12月 弁理士会知的財産価値評価推進センター
https://www.jpaa.or.jp/cms/wp-content/uploads/2017/03/patent20150826.pdf
↑は、
このページ(手がかりシート)の
趣旨と使い方をご説明したものです。
↑は、
このサイトのコンテンツの趣旨を
ご説明したものです。
↑は、
このサイトのコンテンツの制作者の
バックグラウンドを示すものです。
●ご感想について
ご感想などのメールは、
<info (アットマーク) hyperpatent.sakura.ne.jp>まで。
((アットマーク)は@に置き換えてください。)
または、↓のgoogle formsにて、
ご感想を送信いただけます。
※令和4年2月10日改訂
※令和4年1月25日改訂
※令和3年9月16日改訂
※令和3年9月12日改訂
※令和3年9月11日改訂
※令和3年9月10日改訂
※令和3年9月8日改訂
※令和3年9月5日新設