経営手がかりシート・0636

(令和3年(2021年)9月版)

 

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0636OEM(相手商標での受託製造)

 

●テーマ名(詳細版)

  OEM(納入先商標による受託製造)

 

テーマの説明

 このテーマは、他社のブランド(商標)の製品を、自社が受託製造すること(OEM)に関するものです。他社にブランド力や営業力があり、自社に製造能力(技術力)がある場合に採用されるものです。

 OEMの採用には、メリットとデメリットの両方があります。OEMのメリットとして、例えば、自社にブランド力や営業力がなくても、製品製造の機会を得ること、製造に関する技術・ノウハウが蓄積しやすいことが挙げられます。OEMのデメリットとして、例えば、受託生産型ゆえに利益率が低くなりがちなこと、自社のブランド力や営業力が上がらないこと、製品の消費者に対するチャネルが弱いので、消費者ニーズの動向を把握しにくいことが挙げられます。

 受託生産型であることもあり、納品先との力関係が偏りやすいですので、特に契約等において不利な扱いを受けないように注意が必要です。以下の参考情報に挙げられている資料に記載された注意点や、契約書のひな形を参考にするとよいでしょう。

 

●参考情報

 

知財取引に関するガイドライン

中小企業庁

https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/torihiki/chizai_guideline.html

ガイドラインでは、

契約締結前

試作品製造・共同開発等

製造委託・製造販売・請負販売等

特許出願・知財権の無償譲渡・無償許諾

の観点があります。

契約書のひな形もあります。

具体的には、

秘密保持契約書共同開発契約書

開発委託契約書製造委託契約書

ひな形があります。

 

知的財産取引検討会報告書

中小企業庁 

https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/kenkyukai/chizaitorihiki/2021/210331chizaitorihiki_report.pdf

知財取引の適正化の話題と、

中小企業による知財の活用の話題が

あります。

契約のひな形もあります。

 

山本久美,”「中小企業における戦略的OEMの診断」

 −菓子製造業の診断事例を基に−

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jmdayokoushu/8/0/8_0_13/_pdf/-char/ja

 

中小企業経営者のための技術契約マニュアル

東京都中小企業振興公社 東京都知的財産総合センター

(秘密保持、共同研究、業務委託(受託)、共同出願、実施許諾(ライセンス)、譲渡、オプション、OEM/ODM、技術指導)

https://www.tokyo-kosha.or.jp/chizai/manual/gijutsukeiyaku/

https://www.tokyo-kosha.or.jp/chizai/manual/gijutsukeiyaku/rmepal000001uypx-att/gijutsukeiyaku_all.pdf


 

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※令和4年2月10日改訂

※令和4年1月25日改訂

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※令和3年9月12日改訂

※令和3年9月11日改訂

※令和3年9月10日改訂

※令和3年9月8日改訂

※令和3年9月5日新設